【遊び3 (5日目)】

以前も似た話をしましたが、ライアーの弾き方に何か呼び方ってあるのですか?

基本の音の出し方には、
■プレーン・プラック(通常奏法)
最も基本的な弾き方。指先の腹で弦を軽く押し、内側へ引いて離します。丸くやわらかい音色です。
■ アポヤンド的奏法(レストストローク)
弦を弾いたあと、隣の弦に指を預ける方法。やや大きめの音量が出せて、メロディを強調したいときに有効です。
■ アルアイレ的奏法(フリーストローク)
弾いた指を空中へ自然に離す方法。軽やかな音色で、伴奏や流れるフレーズ向きです。

アルペジオ、グリッサンド、フラジオレット(ハーモニクス)などの表現技法もありますね。
アッシュさん、ライアー特有の指使いのコツなど具体的な悩みはありますか?

分からないことばかりですよ。
まず手の角度、右手は弦の向きに対して平行して指をおいて弾くことができますが、左手は弦の向きから90度の角度をつけないと、弾きづらい感じです。

左手の指が弦に対して90度に近い角度になることは、構造上、非常に自然なことですよ。
右手は「楽器の前面(表側)」から自然に弦にアプローチできるため、指を弦に平行(または浅い角度)に寝かせやすいです。
左手は「楽器の背面(裏側)」から腕を回し込むようにして構えるため、手首の角度や指の構造上、弦に対して直角に近い角度で指先が入ることになります。

ありがとうございます。
あとは、奥側の弦の弾き方について。左手の指で白鍵相当の弦を、右手の指で黒鍵相当の弦を弾こうとするとき、他の弦に干渉しないように弾きたいのですが。

クロマチックライアーならではの「弦の密度」の悩みですね。
白鍵・黒鍵が前後2列に並ぶ構造は、理論的には合理的でも、実際の指の“幅”とは相性問題が出やすい部分だと思います。
指の「面」ではなくて「点」を使う意識
•指をやや立てる(第一関節を軽く曲げる)
•爪のすぐ下あたりの狭い一点で弦を捉える
入射角を斜めにする
•弦に対して「直角」ではなく、やや斜め下からすくうように
•手首をほんの少し外側に回旋させる
ほんの数ミリの違いで、干渉はかなり減りますよ。

「指の側面」を少し使う
手首の角度をほんの少しだけ左右どちらかにひねり、「指先の少し斜め横(お肉と爪の境界線)」を弦に当てるようにすると、弦の隙間にスッと入りやすくなります。
弾く前の「準備時間」を作る
弾く直前に「狙った弦に指が確実に触れており、かつ隣の弦には触れていない状態」をコンマ数秒でも作る癖をつけます。この「触れてから弾く」という準備が、ミスタッチを劇的に減らします。
まずは、単音で「空中に逃がすアルアイレ」と「隣の弦で止めるアポヤンド」の両方を、ゆっくり試してみてください。指の軌道の違いが体感できるはずです。

いろいろと試していた弾き方の中に、奏法として名前がついているものがあると、今後の試行錯誤に向けてまたモチベーションが上がりますね!


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