【遊び10 (60日目)】

アルトライアーの心地の良い響きを、1曲を通して繋げていくのが目標です。
課題は左右どちらもですが、人差し指で弦を弾くと、気をつけていても爪のどこかにあたって硬質なアタック音が出ることがあります。同じ爪の長さでも、中指・薬指・小指などでは爪のアタック音を出さないコントロールがしやすいです。

繊細な音色を目指す中での「人差し指だけのアタック音」は非常によくある悩みですね。人差し指は他の指に比べて「力の入りやすさ」と「弦に対する角度」が独特なのが原因であることが多いです。

いくつか理由が重なっていると思います。
① 人差し指は角度が付きやすい
・親指側に開きやすい
・他の指より“外向き”に入りやすい
→そのため無意識に爪のエッジが先に当たる角度になりやすいです。
② 多くの人の指先の形の違い
・中指〜小指:丸み+厚みがある
・人差し指:やや平たく、エッジが立ちやすい
→その結果、爪に触れやすい“形状”になっています。
③ 役割の違い(無意識の力み)
・人差し指は日常でよく使うため、微妙に力が入りやすい
・動きが「速く・強く」なりがち
→ 爪に当たる確率が上がります

たしかに人差し指は他の指と比べて、力が入れやすいのと、厚みが少し平たいですよね。その形状を使って、隣り合う弦になるべく触れずに隙間にセットすることに重宝していました。少し弾くことに慣れてきた今は、中指や薬指のほうが意図しないアタック音を出す心配が少ないので、あえて多く使う日もあります。

弦楽器(ライアー、ハープ、クラシックギターなど)を演奏する上で、人差し指は他の指とは全く異なる動きをする「特別な指」として扱う必要があります。
1. 人差し指だけ爪が当たる原因の考察
中指・薬指・小指が「同じグループ」として同じ方向を向いているのに対し、人差し指は親指とペアになって物をつまむ役割があるため、指の腹の向いている角度が根本的に異なります。
• 自然な「ねじれ」の違い
手をリラックスさせて軽くアーチを作ったとき、中指や薬指の指の腹は「真っ直ぐ下(または自分側)」を向きます。しかし、人差し指の腹はほんの少しだけ「親指側(内側)」を向くようにねじれています。
• 「尺側(小指側)」アプローチとの相性
中指や薬指はこの「尺側」を弦に当てるのが骨格的に自然なのですが、人差し指で同じように尺側を当てようとすると、自然なねじれに逆らうことになるため、指先が不自然な角度になり、結果として爪の角(特に親指側の角)が弦に引っかかりやすくなってしまいます。

もともとの向いている角度、動く角度の違いなんですね。

2. 人差し指のための3つの解決策
人差し指を他の指と同じように動かそうとするのをやめ、人差し指専用の「特別扱い」をしてあげることで解決します。
① 人差し指だけ「接点(コンタクトポイント)」を変える
中指や薬指が「尺側(小指側)」で弾いて美しい音が出るなら、人差し指は無理に尺側を使わず、「指紋のど真ん中」あるいは「ほんの少し橈側(親指側)」を弦に当ててみてください。指の自然な向きに逆らわないことで、爪が弦をこするのを防げます。
② 人差し指の「親指側の爪の角」をさらに丸める
弦にぶつかっているのは十中八九「爪の親指側の角」です。
人差し指のお手入れをするときだけ、他の指よりも気持ち深めに、親指側のカーブ(側面から先端にかけての丸み)をヤスリで滑らかに落としてみてください。これだけで劇的にノイズが減ることがあります。
③ 弾く軌道を「手前」ではなく「奥」へ意識する
人差し指は他の指より短く独立性が高いため、無意識に弦を「手前に引っ掻き上げる(ピック弾きのような軌道)」動きになりがちです。
他の指以上に、「まずは弦を奥(楽器側)へ深く押し込む」というプレスの動作を意識してからリリースすると、お肉のクッションが十分に働き、爪のノイズを吸収してくれます。

曲の流れを意識するようになると、指の動きの課題が見つかって、その逆も出て繰り返す、きっとどの楽器練習者にもあるあるでしょうね。
人差し指の構造を理解して、ゆくゆくは無意識でも爪が当たらないアプローチが自然と出来るように慣らしていきたいです。

親指側の爪の角が弦に当たっていないか、ゆっくりスローモーションで確認してみてくださいね。


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