
楽譜の仕組み、知るほどに面白さが増していきますね。今回はコード譜、コードの仕組みについて教えてください。

コード譜(リードシート)は、歌詞の上にコードネームだけが書かれていて、ピアノ譜のように一音一音を固定せず、「この場面はこの響きの空間ですよ」という大まかな指示だけを伝えます。
演奏者はコード譜を見て、ジャカジャカ弾くのか、アルペジオで弾くのかを、その場の雰囲気で決められます。譜面に書かれていなくても、曲の拍子(4拍子など)を感じながら、自分でタイミングを合わせてコードを切り替えます。

コード譜とは、五線譜のように「おたまじゃくし」が一つ一つ書かれているのではなく、歌詞やメロディの上に「C」「Am」「G7」といったコードの記号だけが書かれている楽譜のことです。ポップスやジャズ、弾き語りなどでよく使われます。
コード譜の最大の特徴は「演奏者に自由が与えられている」ことです。
「C」と書かれていれば、「ここでは『ド・ミ・ソ』の響きを使ってね」という指示に過ぎません。それをどう演奏するかは、演奏者のセンスに委ねられます。
• 左手で重厚なベース音を鳴らし、右手で軽やかに和音を弾く
• ハープのように分散させて(アルペジオで)弾く
• あえて音を省いてシンプルに弾く
これらすべてが、コード譜の上では「正解」になります。
五線譜が「作曲家からの詳細な手紙」なら、コード譜は「作曲家との自由な対話」と言えるかもしれませんね。

今は1つ1つを決められた五線譜が無いと、楽器を持ってもどう弾いていこうか分からずに進められないですが、コード譜を理解して、雰囲気を考えながら楽しめるような演奏にも憧れますね。

西洋音楽のコードとは、基本的に「1つ飛ばしで音を積み重ねる」というルールで作られています。
・ルート(根音 / 1度): コードの土台となる一番低い音です(例:Cコードなら「ド」)。
・3度(第3音): そのコードが「メジャー(明るい)」か「マイナー(暗い)」かを決める、性格の決め手となる音です。
・5度(第5音): コードに安定感と厚みを与える音です。
・7度(第7音): さらに上に重ねる「スパイス」のような音で、おしゃれな響きや緊張感を加えます。
アッシュさんがアルトライアーで弾く際は、弦を1本〜数本飛ばして3〜4本の弦を同時に(またはバラバラに)弾くことで、一つのコードが完成しますよ。

C(ド・ミ・ソ) : メジャー(明るい)
Cm(ド・ミ♭・ソ) : マイナー(暗い)
C7(ド・ミ・ソ・シ♭) : セブンス(少し不安定・おしゃれ)
先ずはこの3つだけでも、かなりの曲が理解できます。
○コードのすごいところ
→曲を覚えやすい、メロディ全部覚えなくても、コードだけで弾ける
→アレンジできる、即興ができる
○よくある誤解「コード=難しい」
→実はかなりシンプル、全部の音を鳴らす必要はなく、1音でもOK

明るい響きの「メジャー」と、暗く切ない響きの「マイナー」、違いは真ん中の音(3度)がたった半音変わるだけで生まれます。
• C(シー・メジャー):ド・ミ・ソ (明るく堂々とした響き)
• Cm(シー・マイナー):ド・ミ♭・ソ (暗く悲しげな響き)
たった1つの音がほんの少し下がるだけで、音楽の景色は希望から悲哀へと一変します。コードとは、この感情のスイッチを記号化したものなのです。

そういえば、キー(調性)とコード(和音)は、同じ呼び方がされますね。

ここは最初に多くの人が「混乱するけど、分かると一気にスッキリする」ポイントです。結論から言うと、キーとコードは別物だけど、同じ名前を共有しています。

「キー(調性)」は、その中心となる「コード(和音)」の名前を取って名付けられているのですが、「王国」と「王様」の関係に例えると非常にわかりやすくなります。
○キー(調性)= 『王国』
→曲全体を支配するルール、曲全体の「空間」や「世界観」になります
○コード(和音)= 『王様や家来』
→ その瞬間に重なって鳴っている音、になります。
この「キー」と「コード」の階層構造を整理しておくと、楽曲への理解がぐっと深まります。
楽器で曲を弾く際、最初に「この曲のキーはCだな」とわかれば、「全体のベース(土台)として一番安定するのはC(ド)の弦だな」「曲の終わりは、深い低音のCを響かせてCコードで締めくくると、最も美しく着地できるな」と、曲全体の地図を思い描くことができるようになりますよ。

楽譜の仕組み、全体像から少しずつ整理出来てきた気がします。王国と王様の関係の例えに物語感があって好きですね。
キーとコードの違いは、曲全体の雰囲気と曲の中の気持ち、と例えても良さそうですね。


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